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日本三大囃子「佐原囃子」

佐原囃子とは

佐原囃子は日本三大囃子の一つで、リズム中心の他地域の祭り囃子とは異なり情緒的なメロディーを主体とする独特の祭り囃子です。

佐原囃子を演奏する囃子方は歌舞伎等と同じように『下座』と呼ばれ、笛5~6人、 大皷1人、小鼓4~5人、大太鼓1人、小太鼓1人、すり鉦1人の15人前後で構成され、和楽器のオーケストラといえます。

香取市ホームページより

 

300年の歴史を持つ「佐原の大祭」で演奏される「佐原囃子」は、神田囃子、京都祇園囃子と並ぶ日本三大囃子の一つであり、佐原の大祭などで演奏される祭囃子です。

国指定重要無形民俗文化財にも指定されているんですよ。

 

演奏曲目は大きく『段物』『役物』『端物』の3つに分類されます

佐原囃子は現在50曲以上の曲目があります。

[box04 title=”役物(やくもの)”]山車の出発や帰着の際の儀式的な曲

主な曲目:さんぎり(砂切)、馬鹿囃子、花三番叟、ひしぎ(花三番叟の高音の部分曲)、引き返し[/box04]

 

[box04 title=”段物(だんもの)”]大通りを進む時に演奏、佐原囃子で最も重要な曲目。群わたりと言う、笛の高音部を使った短いフレーズをはさみ演奏開始とする

主な曲目:さらし、巣籠り、吾妻、神田、八百屋、段七、盾、曽我、など[/box04]

 

[box04 title=”端物(はもの)”]民謡やはやり歌、踊り用などテンポの速い曲。

主な曲目:矢車、剣囃子、猫じゃ、おやまか(そば屋)、大漁節、串本節、巣籠りくずし、矢車くずし、吉野、大和、佐原音頭、佐原小唄、松飾り、あんば(磯辺)、大杉あんば、ラッパ節、若いお巡りさん、日光和楽、船頭小唄(枯れすすき)、八木節くずし、華厳の滝、ノーエ節、恋慕小唄、ラバウル小唄、ズンドコ節(海軍小唄)、木遣、鬼節、トロ、獅子馬鹿、二遍返し、水郷小唄、中山、相馬盆唄など[/box04]

 

「佐原囃子」の全てを網羅したCDが発売されました

300年の歴史を持つ「佐原の大祭」で演奏される「佐原囃子」の全てを網羅した“令和”の最新録音による決定版!

新作CDが2022年9月23日に発売されました。

 

佐原囃子保存会 牧野下座連による演奏。
監修・解説・制作は牧野下座連の菅井康太郎さんです。

 

全27曲・79分収録

 

佐原囃子CD発売記念特設サイトはこちらから

 

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